ニューヨーク株式市場では11日、ダウ平均株価の終値が前日と比べて617ドル8セント高い、4万6108ドルとなり、最高値を更新しました。

ダウ平均株価の終値が4万6000ドルを超えたのは初めてです。

また、ハイテク関連の銘柄が多いナスダックの株価指数も初めて2万2000を超え、多くの機関投資家が運用の指標としているS&P500の株価指数も最高値を更新しました。

アメリカでは、トランプ政権による関税措置がインフレの再加速につながるという見方が根強い中、11日に発表された先月の消費者物価指数はほぼ市場予想どおりの内容となり、過度な警戒感がひとまず和らぎました。

さらに新規失業保険の申請件数が増加したことで雇用の減速が改めて意識され、FRBが景気を下支えするために来週の会合で利下げの再開を決めるとの観測が一段と強まりました。

市場関係者は「FRBが来週の会合で利下げに踏み切ることは投資家の間では確実視されていて、関心は今後の利下げのペースに移ってきている」と話しています。

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