
アルプスアルパインは12日、センサー技術で登下校中の小学生を見守るシステムの実証実験を始めると発表した。三菱HCキャピタルと共同で実施する。アルプスアルパインの技術を活用したセンサーと三菱HCキャピタルの顧客基盤を組み合わせる。人工知能(AI)の技術を生かし、登下校中の児童の安全を守る。
東京都内の小学校を対象に13日から始め、11月まで実施する。ランドセルに児童の歩行パターンなどを感知するセンサーを搭載する。登下校中の児童の歩き方や動きを読み取り、取得したデータをAIが解析する。解析結果をもとに、通学路で事故につながる可能性が高い場所などの情報を地図上に表示する。
地図を見ることで保護者が通学路での危険を把握しやすくなり、地域の安全確保につながる。25年度は都内でのみ実験をするが、26年度以降も他の自治体と連携し実験エリアの拡大を目指す。
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