
くら寿司が12日発表した2024年11月〜25年7月期の連結決算は、純利益が前年同期比22%減の34億円だった。コメや魚といった原材料費や人件費の上昇が利益を圧迫したほか、店舗契約解約損などの特別損失がかさんだことが響いた。
売上高は1816億円と4%増えたものの、営業利益は18%減の51億円となった。都市部の店舗では訪日外国人客らの需要に加え、「大阪・関西万博店」や価格帯を上げた「無添蔵中目黒店」の開店などが増収に寄与した。一方、注力する北米では売り上げは大幅に伸びたが、セグメント損益の赤字が続き、営業減益の要因となっている。
25年10月期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比3%増の2430億円、純利益は5%増の34億円を見込む。

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