
スズキは16日、初の電気自動車(EV)「eビターラ」を2026年1月16日に発売すると発表した。車両価格は399万3000円からで、価格は国からの補助金を入れると実質価格は312万円3000円となる。同社は軽自動車が国内販売台数の8割を占めており、軽依存の脱却を目指す。
eビターラはインドで生産し、世界100以上の国・地域で販売を予定する。日本では二輪駆動(2WD)と四輪駆動(4WD)で計3グレードを展開する。航続距離(WLTCモード)は2WDは433キロメートルと520キロメートルの2種類を用意した。
協業するトヨタ自動車の技術も多く取り入れ、車台はダイハツ工業も含む3社で共同開発した。EV向け駆動装置「イーアクスル」にはアイシンとデンソー、両社が共同出資するブルーイーネクサス(愛知県安城市)の3社で共同開発した製品を採用した。
スズキは2月に発表した30年度を最終年度とする中期経営計画で、日本でEVを6モデルを投入する方針を掲げた。
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