
神戸市出身の98歳現役ファッションデザイナー、藤本ハルミ氏は16日、大阪・関西万博のパソナグループのパビリオン向けにデザインした接客用ドレスのファッションショーを会場内で開いた。松や扇子、日本建築などの図柄をあしらった色とりどりのドレスは西陣織や友禅染など日本の伝統工芸による生地を使っているのが特徴。和の伝統を未来につなぐとのテーマを訴えた。
パソナグループが同日開いた、生徒・学生によるピッチコンテストなどの一連のイベント「ネイチャーバースイノベーションEXPO」の一環。藤本氏は同グループ創業者の南部靖之氏と親交が深く、ドレスの提供やショーの開催に至った。

藤本氏は「主題は流れる季節。私が日本で最も好きなところが四季や自然で、その美しさを伝えたかった」と説明。若い世代へのメッセージとして「時代というものは大きな抵抗にさらされたとしても変わっていくもの。自らの人生に対しても、変化を恐れる必要はない」と語った。

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