
東京都とグーグルの日本法人は16日、都庁で「東京全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた連携・協力に関する協定」の締結式を開いた。グーグルがサイバーセキュリティーや都職員のデジタル技術の向上、データ基盤の整備などで支援する。
グーグルは、東京都が2025年度中に新設する都庁などへのサイバー攻撃に一元的に対処する「サイバーセキュリティセンター」の構築を支援する。グーグルの広告ツールを用いて都の施策を効果的に発信できるようにするほか、都が提供する防災やバリアフリーなどの地図サービスを集約し、都民がより簡単に情報を得られるようにする。
締結式で小池百合子知事は「先端技術を駆使して社会課題の解決に挑戦しているグーグルと協定締結を結ぶのは大変意義がある」と強調。米グーグルのクリス・ターナー副社長は「この協定は単なる技術に関するものではなく、東京の人々やレジリエンス強靱(きょうじん)性、未来への投資だ」と述べた。
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