一時4万5000円の節目を初めて突破した日経平均株価を示すモニター=東京都中央区で2025年9月16日午前11時43分、幾島健太郎撮影

 連休明けの16日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続伸し、前週末比134円15銭高の4万4902円27銭で取引を終えた。4営業日連続で最高値を更新し、取引時間中には初めて4万5000円台を超えた。

 幅広い銘柄で構成する東証株価指数(TOPIX)も続伸し、終値は7・87ポイント高の3168・36となり、最高値を更新した。取引時間中の最高値も更新した。

 15日の米株式市場でハイテク株主体の株価指数が最高値を更新したことなどを受け、東京市場でも半導体関連株を中心に幅広い銘柄が買われた。米連邦準備制度理事会(FRB)が16~17日に開催する会合での利下げ期待が高まっていることや、トランプ関税を巡る不透明感が和らいだことも追い風になった。

 次期政権の経済政策への期待もあり、日経平均は4営業日で計1400円超上昇した。三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「上昇のペースは速いので短期的には調整があるかもしれないが、中長期的には(日経平均の)今年度末までの上昇傾向は変わらないだろう」と話した。【秋丸生帆、福富智】

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