「d払い」と「メルペイ」の共通QRコードに中国の「ウィーチャットペイ」が対応する

NTTドコモは16日、スマホ決済サービスの「d払い」とメルペイが提供する「メルペイ」の共通QRコードにおいて、騰訊控股(テンセント)の決済サービス「微信支付(ウィーチャットペイ)」との連携を始めたと発表した。加盟店のQRコードを読み取ればウィーチャットペイで支払いができる。訪日客需要を取り込み、決済取扱高の拡大を目指す。

同日から全国の加盟店で対応を始めた。ウィーチャットペイは、月間アクティブユーザー数が14億人を超える中国のSNS「微信(ウィーチャット)」の決済機能だ。加盟店は新たな端末の導入や複雑な手続きを行うことなく、1つのQRコードを設置するだけでウィーチャットペイを新たな決済手段として拡充できる。

ウィーチャットペイの利用者は加盟店のQRコードを読み取ると、自動で為替換算などの処理がされて代金が残高から差し引かれる。国内でウィーチャットペイに対応していない店舗であっても、共通QRコード加盟店であれば使える。ドコモとメルペイはウィーチャットペイから決済手数料を得る。

スマホ決済「au PAY」は6月に、「PayPay」は9月にウィーチャットペイとの連携を発表している。訪日外国人(インバウンド)旅行者数の増加を背景に各社は海外決済サービスとの連携を進めている。

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