記者会見した日東紡の多田弘行社長(17日、福島市)

日東紡は17日、福島市の福島事業センター内で新工場棟の起工式を開いた。先端ロジック半導体のパッケージ基板に使う特殊ガラス素材の生産能力を現在の3倍に増やす。新工場棟の竣工により同センターの雇用数を100人程度増やす計画だ。

新工場棟を建設する日東紡の福島事業センター(福島市)

記者会見した多田弘行社長は「福島市に本社を置いて100年以上の歴史があり、『福島から世界へ』をスローガンとして掲げてきた。魅力ある企業として福島の人口流出の問題に一石を投じたい」と語った。

新棟は地上2階建てで延べ床面積は約1万7000平方メートル。約150億円を投じて2026年12月に竣工して27年1~3月の稼働開始を目指す。

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