
J・フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店は17日、「東京ばな奈」など洋菓子の製造・販売を手掛けるグレープストーン(東京・中央)との業務提携に合意したと発表した。10月、大丸札幌店(札幌市)と大丸東京店(東京・千代田)で新たな菓子ブランド2店舗を開く。地域の魅力発掘をテーマに、独自商品の共同開発を進める。
札幌店で10月上旬、東京店で同月下旬にそれぞれ別のブランド店舗を開業する。今後は北海道と東京以外での新ブランド展開も検討する。日本の菓子はインバウンド(訪日外国人)客にも人気なことから、国内客に加え訪日客にも購入してもらえる商品展開も目指す。
グレープストーンは「シュガーバターの木」など、様々な菓子商品を開発してきた実績を持つ。全国主要都市に店舗を持つ大丸松坂屋の強みと掛け合わせ、独自ブランドの確立を目指す。Jフロントは中期経営計画の中で自社コンテンツの保有・開発を掲げており、今回の業務提携もその一環となる。
- 【関連記事】大丸松坂屋、洋菓子企画企業と共同出資会社 独自商品を開発

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。