ナショナルズは17日、本拠地ワシントンでフィリーズと対戦し、3日前のこのカード初戦で大リーグ初勝利をあげた小笠原投手は6対8とリードされた5回1アウト一塁の場面で5人目として登板しました。

ドジャースの大谷翔平選手とホームラン王を争うシュワーバー選手との対戦はファーストライナーに打ち取り、ランナーも戻れずダブルプレーとなって無失点で切り抜けました。

続く6回は2アウトから5番のカステヤノス選手にストレートを捉えられ、左中間スタンドへのホームランを打たれましたが、その後は落ち着いた投球でランナーを出さず、7回まで投げてマウンドを降りました。

小笠原投手は2回と3分の2イニングを投げてホームランによる1安打1失点、三振1つを奪いました。

勝ち負けはつかず、防御率は5.82となりました。

試合はナショナルズが9対11で敗れました。

小笠原投手「1球が悔やまれる登板だった」

小笠原投手は、真ん中に入ったストレートを完璧に捉えられたソロホームランについて、「1球が悔やまれる登板だった。しっかり投げられていたら、結果も変わっていたのかなという思いもある。自信を持って僕がキャッチャーにサインを送ったので、投げ切れなかった僕の実力不足だ」と失投を悔やみました。

小笠原投手は先月、本来の先発として大リーグ初昇格を果たしたものの結果を残せず、再昇格してからはリリーフとして起用されています。

小笠原投手は「とにかく目の前の1アウトを取ることに必死で、チームの勝利というより、とにかくゼロを並べる、点を取られずにアウトを1つずつ積み重ねるということだけが今の僕の目的だ。まだまだ成長しないといけない部分がたくさんある」と生き残りに向けて奮闘している様子でした。

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