
【ニューヨーク=共同】米ABCテレビは17日、深夜トーク番組の司会者で人気コメディアンのジミー・キンメル氏を無期限で降板させると表明した。米メディアが報じた。保守系政治活動家チャーリー・カーク氏の射殺事件に関する発言が不適切だと判断したとみられている。
キンメル氏は15日放送の番組で、トランプ大統領の支持者が、自分たちと事件の容疑者との思想や価値観の違いを強調し「政治的に利用している」と述べていた。
降板に先立ち、系列局の一つが「国民の政治的な対話が重要な岐路を迎えているときに、キンメル氏の発言は不快で無神経だ」として番組の放送中止を発表。連邦通信委員会(FCC)のカー委員長も「考えられる限りで最も悪質な振る舞い」だと批判し、ABCに対して何らかの対応を取ることを示唆していた。
事件を巡っては、MSNBCテレビの評論家もカーク氏の過去の言動が事件を引き起こした可能性があると番組で発言したとして解雇された。
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