中国が主催する「北京香山フォーラム」は、安全保障をテーマにした国際会議で、17日から北京で開かれています。
12回目のことしは、東南アジアやアフリカの国々が国防相など高官を派遣しているほか、アメリカや日本からは駐在武官や有識者らが参加していて、中国側は参加する国や国際機関は100を超えるとしています。

18日の開幕式で中国の董軍国防相が演説し「中国軍は各国とともにより公正で合理的なグローバルガバナンスのシステムの構築に力を尽くす」と述べ、欧米主導の国際秩序に変更が必要だとの考えをにじませました。
また「香山フォーラム」など中国が主導し、新興国や途上国が多く参加する国際会議について「各国の利益に配慮したプラットフォームとなるよう努めていく」などとアピールしました。
一方、統一を目指す台湾について「いかなる独立や分裂の企ても決して許さない。常に外部からの武力干渉を打ち砕く準備はできている」と強調しました。
中国は近年、自国が主催する国際会議に力を入れていて、安全保障の分野でもみずからの主張を広めようとする動きを強めています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。