新たな戦略は「アメリカ第一国際保健戦略」と呼ばれ、これまでの対外援助について、非効率でむだが多く、援助を受ける国の依存を招き、資金を受け取るNGOが状況を悪化させていると指摘しています。

その上で、今後は援助によってアメリカの製品や技術革新を世界に広めることを重視するなどとして、援助を受ける各国との間で成果目標を定め、年内にも合意を結ぶ方針を明らかにしました。

国務省のヒューストン副報道官は19日、NHKの取材に対し「各国と協力しむだをなくす。援助によって得られる効果を最大化して納税者への説明責任を果たし、税金が効果的に使われることを保証する」と述べ、援助にあたって、効率を重視する姿勢を示しました。

トランプ政権は、対外援助を担うUSAID=アメリカ国際開発庁の事業を停止し、世界各地で人道支援活動への影響を懸念する声が上がっています。

ヒューストン氏は「アメリカほど対外援助や人道支援を重視する国はない。変えるのは、対外援助へのアプローチだけだ」と説明しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。