アメリカのトランプ大統領は19日、エンジニアなど高度人材向けの「Hー1B」ビザの取得にかかる手数料を増額し、年間10万ドルを課す文書に署名しました。
トランプ大統領:
アメリカ人を雇用する。アメリカ人の雇用を促すことができる。
「Hー1B」ビザはアメリカの企業が高い技能を持つ外国人労働者を雇用する際の就労ビザで、トランプ大統領は19日、「Hー1B」ビザの申請費用を増額し、10万ドル、日本円で約1480万円を課す文書に署名しました。
トランプ政権はアメリカ人労働者の雇用を守るとして就労ビザの制限を進めていて、「Hー1B」ビザの申請数を抑える狙いがあるとみられます。
アメリカメディアによりますと、2023年に「Hー1B」ビザが認められたの人のうち約7割がインド人、約1割が中国人で、2020年以降で「Hー1B」ビザの労働者を最も雇用している企業はアマゾンだということです。
実業家のイーロン・マスク氏は2024年、SNSで「SpaceX、テスラ、そしてアメリカを強くした何百もの企業を築いたたくさんの重要な人々とともに私がアメリカにいるのは、Hー1Bビザのおかげだ」などと投稿していて、多くのIT企業などに影響が広がる可能性があります。
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