ゼレンスキー・ウクライナ大統領は欧米や中国、日本を含む各国の技術がロシアの兵器製造に役立っていると指摘する=AP

【キーウ=共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は21日の動画声明で、ロシアがこの1週間にウクライナへの攻撃で使用した無人機や誘導爆弾、ミサイルには、13万2千点以上の外国製部品が使われていたと明らかにした。欧米や中国、日本を含む各国の技術がロシアの兵器製造に役立っていると指摘し、制裁によって供給ルートを断つ必要があると強調した。

ゼレンスキー氏は、欧州連合(EU)欧州委員会が公表した新たな対ロ制裁案を改めて評価。米国に同調を呼びかけた。

ゼレンスキー氏は23日からの国連総会一般討論演説に合わせて米ニューヨークを訪問する。トランプ米大統領ら各国首脳と会談し、戦闘終結後の「安全の保証」や対ロ制裁を協議する見通しだ。動画声明では「世界に力強い行動を促すことが重要だ。力なくして平和は実現しない」と訴えた。

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