イスラエル政府が今月、ガザ地区での軍事作戦を拡大する方針を決定したことに対しては、人道状況がさらに悪化するなどとして、国外だけでなく、国内からも非難の声があがっています。
イスラエル軍のザミール参謀総長は17日、ガザ地区に展開する部隊を訪問し、「近く次の段階に移行し、ハマスを壊滅させるまで攻撃を強化する」と述べて、あくまでも作戦の拡大を進める考えを示しました。
地元メディアは、軍事作戦の拡大にあたって、軍はまず、住民を最大都市のガザ市から南部に避難させた上でガザ市を包囲し、その後4か月程度かけて制圧する計画だと伝えています。
イスラエル当局は、住民の避難生活のためにテントを準備すると発表するなど、人道状況への配慮をアピールしています。
一方で、深刻な食料不足が続いていて、ガザ地区の保健当局は17日、新たに子ども2人を含む7人が、栄養失調などによって死亡したと発表しました。
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