
【マニラ=共同】フィリピンの首都マニラで15日夜に起きた邦人射殺事件で、死亡した2人は静岡県出身の40代男性と福岡県出身の50代男性であることが18日分かった。地元警察が日本大使館などを通して確認した。警察は同日、銃撃に関連し2人の身柄を拘束したと発表した。事件の背景の解明を急ぐ。
警察によると、被害者は静岡のナカヤマ・アキノブさんと福岡のサトリ・ヒデアキさん。15日午後3時半ごろ、現場近くのホテルにそれぞれチェックインしていた。

2人は繁華街でタクシーから降りる際、近づいてきた男に拳銃で撃たれ、所持品を奪われた。2人組の犯人はバイクで逃走。警察は16日午前、逃走に使ったとみられるバイクを現場周辺で発見した。
被害者の2人には別の同行者がいたとの情報がある。マニラでは昨年10月以降、日本人を狙った路上強盗事件が多発。負傷するケースも出ていた。
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