東南アジアの主な国のことし4月から6月までのGDPが18日までに出そろいました。
このうち、タイのGDPは去年の同じ時期と比べた実質の伸び率がプラス2.8%でした。
外国人旅行者の落ち込みから主要産業の観光業は伸び悩んだ一方、製造業の輸出は好調でプラス成長を確保しました。
タイはアメリカのトランプ政権に8月7日から19%の関税を課されていますが、これを前に駆け込みとみられる輸出が増え、アメリカ向けのコンピューターや電子部品の輸出が伸びました。
このほかの国も輸出が好調で、ベトナムが7.9%、フィリピンが5.5%、インドネシアが5.1%、マレーシアが4.4%と、いずれもプラス成長となりました。
ただ、景気の先行きについては、各国とも8月から課されたトランプ政権の関税措置の影響でアメリカへの輸出が落ち込むことなどが懸念されていて、影響がどこまで出るかが焦点となっています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。