アメリカのウォルト・ディズニーは、傘下のABCテレビの人気トーク番組を再開させると発表しました。
保守系活動家の射殺事件に関する不適切な発言があったとして、番組を「無期限の休止」としていましたが、言論の自由をめぐり論争になっていました。
ABCの人気トーク番組の司会者、ジミー・キンメル氏は15日の放送で、カーク氏の射殺事件に絡み、トランプ氏の支持者が事件を政治利用しているなどと批判していました。
これに対し、通信や放送の規制を担う当局のトップが放送免許の取り消しをちらつかせたことから、ABCは17日、番組の「無期限の休止」を発表しました。
その後、オスカー俳優のトム・ハンクスさんら著名人が人権団体と共同で書簡を発表したほか、保守層の間でも“言論の自由が脅かされている”と懸念する声が上がっていました。
これを受け、親会社のウォルト・ディズニーは22日、声明で「キンメル氏と話し合いを重ねた結果、23日に番組の放送を再開することを決定した」と発表しました。
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