ミャンマーでは4年前、前の年に行われた総選挙に不正があったと主張して軍がクーデターを起こし、民主化運動の指導者アウン・サン・スー・チー氏を拘束して実権を握りましたが、国境地帯などでは民主派勢力側との間で激しい戦闘が続いています。
こうした中、ミャンマーの選挙管理委員会は18日、民政移管に向けた総選挙をことし12月28日から実施すると発表しました。
総選挙をめぐっては、軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官がことし12月から来年1月にかけて実施したいという考えを示し、先月末には、クーデターに伴って発令していた非常事態宣言を解除しました。
一方、民主派勢力側の関係者はNHKの取材に対し、軍が実施を目指す総選挙について「選挙の正当性は認められず、違法で不正だ」と強く反発していて、選挙が実現するかは不透明な情勢です。
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