タイでは8月、隣国カンボジアとの国境問題への対応をめぐってタクシン元首相の次女のペートンタン首相が失職し、その後、タクシン派と対立する第2の野党だったタイ名誉党の党首、アヌティン氏が議会で首相に選出されました。

24日、アヌティン首相は閣僚とともに国王の前で宣誓を行い、正式に新政権が発足しました。
新政権には、首相を選出する際にアヌティン氏を支持した最大政党が加わらないことなどから少数与党として政権を運営していくことになります。
また、アヌティン氏は最大政党から支持を得る条件として、議会を4か月以内に解散し、総選挙を行うことを約束しました。
新政権の閣僚には元官僚や企業経営の経験がある人材などを起用していて、景気回復に向けた経済政策などに力を入れるとしています。
タイでは、短期間で政権が代わる不安定な状況が続いていて、アヌティン首相は総選挙に向けて成果を出せるのかが焦点です。
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