ロイター通信は24日、日米両国の外交筋などの話として、トランプ米大統領が10月に訪日する方向で調整していると報じた。トランプ氏はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の出席のために10月末に韓国訪問を予定しており、その前後で日本に立ち寄る可能性が出てきた。
実現すれば、来月4日の自民党総裁選などを経て選出される新首相がトランプ氏を迎えることとなる。関税をめぐる合意の履行状況や安全保障協力、防衛費の増額などが議題となる見通しだ。
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トランプ氏は19日に中国の習近平(シーチンピン)国家主席と電話で協議した後、APEC首脳会議に合わせて対面で会談することに合意したと明らかにしていた。ただ、米メディアは23日、両首脳による会談は「おそらく来年になる」と米国のデービット・パデュー駐中国大使が述べたと伝えた。
トランプ氏のアジア歴訪をめぐっては、今年、東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国を務めるマレーシアのアンワル首相が、10月下旬に同国で開かれるASEAN関連会合にトランプ氏が出席するとも述べていた。
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