台風18号の接近に伴う大雨により台湾東部の花蓮県で23日に起きた水害で、台湾当局は24日夜、14人が死亡したと発表した。それまで死者は17人と発表していたが、重複があったなどとして訂正した。25日朝の時点で31人が行方不明になっている。中央通信社によると、600人余りが避難生活を余儀なくされている。

 水害は23日午後、今年7月の台風被害でできた土砂ダムから水があふれ、市街地に流れ込んだことで発生した。台湾当局によると、土砂ダムから推計6千万トンの水が流出したとみられている。

 中央通信社によると、台湾当局は土砂ダムを確認して以降、コンクリートブロックを設置するなど水害対策をしていた。ただ、水利当局の幹部は「あふれ出た水量が想定の4倍を超えた」ことで大きな被害につながったと語ったという。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。