台湾の林佳龍外交部長(外相に相当)が国連総会が開かれている米ニューヨークを訪問したことがわかった。台湾と外交関係を結ぶパラオの大統領府が、ウィップス大統領と林氏が23日にニューヨークで面会する様子をSNSで公開した。
国連が中国の代表権を認め、台湾を追放した1971年の「アルバニア決議」以降、台湾の外交部長が国連総会の期間中にニューヨークを訪問していることが明らかになるのは初とみられる。中国は「台湾は中国の一部」とする主張の根拠として同決議を強調しており、台湾の民進党政権にはこれに対抗する狙いもあるとみられる。
中国外務省の郭嘉昆副報道局長は25日の会見で、林氏の訪問について「米国が許可した」として、「強烈な不満と断固たる反対」を表明した。
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