「オレシュニク」は、ロシアが開発した極超音速の中距離弾道ミサイルで、プーチン大統領は先月、大量生産が始まり、軍に配備されたとしたうえで、年末までに同盟国のベラルーシにも配備する方針を示しました。
これに関連し、ベラルーシのルカシェンコ大統領は25日、訪問先のロシアの首都モスクワで記者団から「オレシュニク」の配備の状況について質問されたのに対し「いま運ばれているところだ」と述べ、現時点でベラルーシへの輸送が始まっていると明らかにしました。
ルカシェンコ大統領としては、配備計画が予定どおり進んでいると示唆することで、ウクライナ情勢をめぐって対立が深まるヨーロッパ各国をけん制する思惑があるとみられます。
「オレシュニク」は、去年11月に、ウクライナ東部の都市ドニプロへの攻撃でロシアが初めて実戦で使用したほか、ベラルーシ国防省は、今月行われたロシアとの合同軍事演習でその使用計画を確認したとしています。
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