
【ソウル=小林恵理香】北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、米ニューヨークで開催中の国連総会に出席するため、金先敬(キム・ソンギョン)外務次官率いる代表団が25日に平壌を出発したと報じた。北朝鮮が本国から国連総会に政府高官を派遣するのは2018年以来で7年ぶり。
トランプ米大統領が年内の米朝首脳会談の実現に意欲を見せるなか、米朝の関係者が接触するかどうかに注目が集まる。21日には金正恩(キム・ジョンウン)総書記が北朝鮮に非核化を求めないことを条件に米国との対話に応じる可能性に言及した。
北朝鮮は2019年以降、金星(キム・ソン)国連大使が国連総会に出席し、演説で核・ミサイル開発の正当性を訴えてきた。金先敬氏は国連総会の最終日となる29日に一般討論演説に登壇する見通しだ。
韓国メディアによると、金先敬氏は25日に北京の空港に到着。中国経由でニューヨークに向かうとみられる。
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