韓国の新たな駐日大使のイ・ヒョク氏は26日午後、東京の羽田空港に到着しました。

イ氏は外交官出身の67歳。

書記官や公使として3回にわたって日本で勤務したほか、アジア太平洋局長などを歴任し、長年、対日政策に携わってきた日本通として知られています。

イ氏は羽田空港で記者団の取材に応じ「イ・ジェミョン大統領の政権初期に醸成された友好・協力の雰囲気を生かし、両国の関係が絶対に後退せずさらに進展するよう最善を尽くす」と抱負を語りました。

そのうえで、歴史問題などがほかの分野の協力や交流に影響を及ぼさないようにするのが基本的な方針だと強調し、自民党の総裁選挙を経て、日本で新しい政権が誕生することを念頭に「歴史問題などで石破総理大臣とスタンスに違いがあっても、両国の関係全般の発展に影響がないように対応することが私がすべきことだと思う」と述べました。

また、石破総理大臣が来週30日から韓国を訪問し、イ大統領との首脳会談を行うことについては「両国間で協力・交流しなければならない分野について、首脳間でさらに具体的な意見交換がされると思う」と述べ、期待感を示しました。

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