ゼレンスキー大統領は、国連総会にあわせたアメリカ訪問を終え、27日、首都キーウで記者会見を行いました。

この中で、トランプ大統領との会談内容について言及し、「アメリカから兵器を購入する巨大なディールについて協議した」と述べ、アメリカから大量の兵器を調達するため、実務者レベルでの協議を進めていくと明らかにしました。

また、会談後にトランプ大統領がSNSで、ヨーロッパの支援があれば、ウクライナは占領された領土を奪還できるという見方を示したことについて、NHKの質問に答え、「ヨーロッパはロシアからの脅威を理解するべきで、ロシアからエネルギー資源を輸入し続けているとすれば奇妙だ」と述べ、ヨーロッパはロシアからのエネルギーの輸入を停止すべきだと強調しました。

これに関連して、ロシアからエネルギーの輸入を続けるスロバキアに対しては、「来月にも会談し、エネルギーの支援のために代替の手段を提示する予定だ」と述べました。

一方、ロシアのミサイルや無人機による攻撃が続くなか、追加の供与を求めている防空システム「パトリオット」については、イスラエルから1基が供与され、すでに運用を始めているとしたうえで、「秋に2基が供与される予定だ」と明らかにしました。

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