北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記は18日、この日から始まった米韓合同軍事演習について「最も明白な戦争挑発」の意思の表れだと批判し、「情勢は我々に主導的で圧倒的な変化で対応することを求めている」と述べた。朝鮮中央通信が19日に伝えた。
同通信によると、金氏は18日、4月に進水した駆逐艦を視察した際に演習に言及。「最も敵対的で対決的」な意思の表明だとし、地域の平和と安全保障環境を破壊する根源になると強調した。
朝鮮半島有事を想定した定例の米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムシールド」は28日までの予定で、6月に発足した李在明(イジェミョン)政権下では初めて。今回は野外機動訓練の一部が9月に延期され、南北の緊張緩和を掲げる李政権が北朝鮮に配慮した可能性が指摘されている。
だが、北朝鮮は反発しており、米韓両国は北朝鮮の今後の出方を注視している。
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