イギリス、フランス、ドイツは、イランが2015年の欧米などとの「核合意」に違反したとして、28日、国連の制裁を再び発動させました。
ただアメリカのルビオ国務長官がイランに対して中断しているアメリカとの直接協議に応じるよう呼びかけるなど、欧米各国は引き続き外交的解決を模索する姿勢を強調しています。
こうした中、イランのペゼシュキアン大統領は28日の閣議で今後の欧米との協議について「私たちは論理的で公正な対話に対応する準備ができていると常に宣言しているが、新たな問題に巻き込まれるのであれば参加しない」と述べて、制裁の解除などイラン側の要求が受け入れられないかぎり応じないと強調しました。
一方で、制裁の再発動によって低迷している経済がさらに落ち込むことへの懸念が国民に広がっていることを念頭に、ペゼシュキアン大統領は国民生活を支えるために必要な措置をとる考えを示しました。
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