中国国営の新華社通信によりますと、中国共産党は29日、習近平指導部のメンバーが参加する会議を開き、党の方針を決める重要会議「四中全会」を10月20日から23日まで開催することを決めました。

共産党の「四中全会」は、5年に1度の党大会で選出される「中央委員会」が開く4回目の全体会議で、2026年から2030年までの経済政策の方針を示す「5か年計画」が主要な議題になるとしています。

中国では長引く不動産不況などを背景に景気が減速していて、アメリカのトランプ政権との間で貿易摩擦や先端技術などをめぐる対立が長期化することも予想される中、どのような方針を示すのかが焦点です。

このほか、会議では党の幹部人事も議論される可能性があり、中国軍の制服組トップのポストで、ことし3月以降動静が途絶えている何衛東 中央軍事委員会副主席や、中国共産党で外国との交流を担当する中央対外連絡部のトップで、ことし7月以降動静が途絶えている劉建超 部長らをめぐって、何らかの発表が行われるかも注目です。

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