中国国営の新華社通信によりますと、東部・浙江省温州の裁判所は29日、2015年以降、ミャンマーを拠点に特殊詐欺を繰り返したり、あわせて14人を殺害したりしたとして、中国の犯罪組織のメンバー11人に死刑を言い渡しました。

この犯罪組織は、あわせて100億人民元余り、日本円で2100億円余りの特殊詐欺や賭博などに関与したということです。

また、裁判所は、犯罪組織の別の5人に執行猶予付きの死刑、11人に無期懲役をそれぞれ言い渡しました。

中国の特殊詐欺の被害は、国営メディアが去年、29万件を超えたと伝えるなど、深刻な社会問題となっていて、政府は、犯罪組織の拠点となっているミャンマーなどと協力して対策を強化しています。

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