カブールで自転車に乗る少年(8月29日)=ロイター

【イスラマバード=共同】AP通信は29日、アフガニスタンで同日、インターネットが利用できなくなったと報じた。イスラム主義組織タリバン暫定政権が遮断した可能性があるが、発表はなく詳細は不明。アフガンの民放トロテレビは、光ファイバー回線が29日から全土で停止されるとの見通しを伝えていた。

トロテレビによると、タリバン暫定政権は9月に入って「不道徳」を理由に10以上の州で光ファイバー回線を停止していた。タリバンの最高指導者アクンザダ師の命令とされる。

APは29日のネット遮断について、2021年8月のタリバン復権以来、初めての事態だと報じた。

APによると、ネット接続を監視しているグループが、アフガンでの接続が通常の14%となったと明らかにした。ほぼアフガン全土で通信障害が起きている状態を意味するとしている。

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