【ローマ共同】イタリアの首都ローマ市が、中心部を流れるテベレ川の浄化に乗り出す方針だ。川沿いに観光名所が集まりローマの象徴として知られるが、未処理の廃水が流れ込み汚染が問題となっている。五輪開催に向けて水質改善に取り組んだフランス・パリのセーヌ川の事例をモデルに、ローマ市当局は「5年以内に遊泳可能にする」と意気込む。  テベレ川は古代ローマ時代から物資輸送の要衝として都市の発展を支えた。バチカンのサンピエトロ大聖堂やサンタンジェロ城などの名所近くを流れ、市民の憩いの場としても親しまれている。近年は水質汚染が深刻化し、水中からは大腸菌や化学物質なども検出されているという。  イタリアメディアによると、グアルティエリ市長は「汚染のレベルはセーヌ川よりも低く、費用は少なくて済む見込みだ」と説明。近く作業部会を立ち上げ、具体的な計画を策定する。  一方、専門家からは健康被害への懸念が根強い。パリ五輪ではセーヌ川でオープンウオーターなどの競技が開催されたが、体調不良を訴える選手も相次いだ。

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