日本から観光客も多い韓国・明洞(ミョンドン)で30日、日本で聞きなじみのある音が…。

現金を使わないQRコード決済「PayPay」が、30日から韓国の一部店舗でも利用できるようになりました。

多くの観光客が訪れる、化粧品などを扱う「オリーブヤング」では、早速PayPayを利用する日本人観光客の姿がありました。

日本人観光客(60代):
お金を両替したりとか手間が省けるし、お金の計算とかもしなくて済むのでいいと思う。

日本人観光客(20代):
日本で結構使っているので、安心感が…。チャージできるし、現金の両替とか残り少なかったので、PayPay使えてすごく助かりました。

海外で買い物する時、現地の値段が日本円でいくらになるのか頭を抱えることもありますが、PayPayのトップ画面には現地通貨のレートが表記。
支払いをすると、日本の円と韓国のウォンを同時に確認することができるようになっています。

日本人観光客は、「韓国の紙幣とか硬貨とかがよくわかっていないので、PayPayでバーコードで決済できたら楽だなと思いました」「見やすいです。お会計で表示されるのは韓国表記、ウォンで表記なので、ウォンで表記してくれるのは助かりました」などと話していました。

PayPayの海外への進出第1号となった韓国。
この狙いについて担当者は、利用者からの多くのニーズがあったと強調します。

PayPay金融戦略部・菅野亮さん:
PayPayユーザー数が7000万人超えまして、直近1年間で韓国に訪れたことのあるPayPayのユーザーのみなさまにアンケートをとった。そのうちの9割が“韓国でもPayPayを使いたい”と回答した。

まずは韓国のコンビニや飲食店など、約200万以上の対応店舗でキャッシュレスでの買い物に利用することができるようになりました。

菅野さんは「海外での利用となると、どうしても不安な点が多くあると思う。セキュリティーの部分もそうですし。そういったところに関しては非常に気を使っておりまして、今回、海外でPayPayを使った際に、ユーザーの個人情報は一切海外にはいかないようになっている」と話し、今後、さらに他の国などでも利用できるように検討していくとしています。

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