倒壊したイスラム寄宿学校で捜索に当たる救助隊員=1日、インドネシア東ジャワ州(AP=共同)

【シドアルジョ共同】インドネシア東ジャワ州シドアルジョのイスラム寄宿学校で9月29日に建物が倒壊した。国家捜索救助庁は10月1日、死者が計5人になったと発表した。行方不明者の生存率が著しく下がる「発生後72時間」が2日午後3時(日本時間同5時)ごろに迫る中、救助隊が捜索を急いでいる。

生徒91人が建物の下敷きになっている恐れがあるとされたが、情報が錯綜しており、国家捜索救助庁の現場担当者は不明者を60〜90人と修正した。1日には生徒5人を救出。頭や足にけがをしており病院に搬送した。振動で建物の倒壊が進む恐れがあるため、重機の使用を控えているという。

学校周辺には生徒の家族らが安否情報を求めて集まっていた。おい(15)を探しているインダナさん(46)は「無事に見つかることを祈っている」と心配そうに語った。

学校はコンクリート製で、許可を得ずに4階の増設工事をしていた。シドアルジョは東ジャワ州の州都スラバヤ近郊。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。