
【ベルリン=共同】世界的ピアニストを多く輩出してきたことで知られる「第19回ショパン国際ピアノ・コンクール」が2日、ポーランドの首都ワルシャワで開幕した。予備審査を通過した世界各国・地域の84人のピアニストが参加予定で、このうち日本人は中国に次いで多い13人に上った。
初日の2日は、前回のコンクールで優勝したブルース・リウさんらによるコンサートが開かれた。3日には1次予選が始まり、福島県いわき市出身の牛田智大さん(25)が日本のピアニストとしては1人目に登場した。
2次、3次予選を経て18〜20日に本選が行われる。最終審査結果は20日深夜(日本時間21日朝)に判明する見通し。
審査員には同コンクールで入賞歴のある海老彰子さんや、児玉桃さんが名を連ねる。
コンクールは原則5年に1度開かれている。優勝経験者にはマルタ・アルゲリッチさんやスタニスラフ・ブーニンさんらがいる。1970年には内田光子さん、2021年には反田恭平さんがそれぞれ2位になった。
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