鋭い社会風刺画で知られる覆面アーティストバンクシーの版画作品の展示販売会が、米子市のデパートで始まりました。

米子市のJU米子高島屋で、10月3日から始まった「バンクシー版画展」。
鋭い社会風刺画で世界的に知られる正体不明の覆面アーティスト・バンクシー。

会場には、イギリスのバンクシー公認の複製作品の制作・販売元「WCP」が制作した約60点の版画作品が並びます。
山陰では初めての開催です。

「フラワー スロワー」
バンクシーの代表作の一つです。

サロン・ド・ヴェール 本間靖一郎さん:
何十人の青年が火炎瓶を投げていたその姿を見て、それでは何も解決しないよ、愛を贈ろうということで、火炎瓶が「花」になった有名な作品です。
1990年から2000年までパレスチナとイスラエルの紛争がありまして、その時にバンクシーが戦地まで行って国境の壁に描いた絵です。

またこちらは初期の作品「ドーナツ」です。

サロン・ド・ヴェール 本間靖一郎さん:
ドーナツを運んでいるトラックをお巡りさんが警護しているというバンクシーらしい作品になっている初期の作品で、バンクシーが2003年にお店を開いた時の販売価格は約1000ポンド、日本円で約10万ちょっとくらいであったものが、今はプレミア価格になって約100倍以上、特にこれはバンクシーのサインがついている物で、販売価格も1650万円で提供しています。

会場にはこのほか、バンクシーの作品をプリントしたTシャツやエコバッグなどのグッズも販売されています。
「バンクシー版画展」は、10月13日まで開かれています。

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