5日、軍の助けで避難するネパールの被災者ら=AP

【ニューデリー=時事】ネパールの複数地域が豪雨に見舞われ、5日までに大規模な土砂崩れが相次いでいる。治安部隊によると、3日以降の3日間で落雷による死者4人を含め少なくとも49人が死亡した。犠牲者はさらに増える恐れがある。

多くの家屋が土砂に埋もれ、道路は寸断。ヒンズー教の祝祭で移動中だった人々が足止めされた。国内線の一時欠航といった影響も出ている。

隣国インド北東部ダージリンでも大雨が土砂崩れを引き起こし、17人が死亡したと報じられている。モディ首相はX(旧ツイッター)で「被災者にできる限り支援を行う」と約束した。

両国を含むヒマラヤ地方ではモンスーン期を中心に水害が相次ぐ。気候変動の影響を指摘する声もある。

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