フランス大統領府は6日、ルコルニュ首相率いる内閣が総辞職したと発表した。ルコルニュ氏は就任からわずか1カ月弱で、前日に新閣僚の顔ぶれを発表したところだった。突然の辞任は、マクロン大統領の政権運営に大きな打撃となる。
辞任の理由は明らかにされていない。フランスでは首相が2年足らずで5人も交代する異例の事態となっている。
ルコルニュ氏は、前内閣が国民議会(下院)から信任を否決されて総辞職したことを受け、9月10日に首相に就任。2017年の大統領選からマクロン氏を支えてきた側近で、22年から国防相を務めた。ロシアによるウクライナへの全面侵攻以降、フランスの防衛費増額やウクライナ支援を中心になって担ってきた。
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