10月7日、松江市の一畑電車・松江しんじ湖温泉駅。ホームに姿を見せたのは、台湾をモチーフにしたイラストが一面に描かれたラッピング電車。
運行開始を前に、出発式が行われました。
中村友香記者:
「一畑電鉄にあたらしくお目見えしたラッピング車両には、小籠包やランタンなど台湾をイメージしたイラストが描かれています」
8日から運行を始めるラッピング車両・8002号車。
一畑電車と6年前から友好交流を続けている、国営台湾鉄路とのコラボ車両です。
イラストには、台湾のランドマークになっている超高層ビル「台北101」やノスタルジックな風景が人気の「九フン(にんべんに分)」などの観光地やタピオカに、マンゴーかき氷といったグルメなど、台湾の魅力が詰め込まれています。
あしたの為のDesign・布野カツヒデさん:
「ほっこりするような、明るい気持ちになるような見た目になっているんじゃないかと思います」
出発式では、一日駅長に任命された近くの保育園児の号令でコラボ車両が出発、招かれた関係者などが試乗しました。
園児:
「乗り心地がきもちいい」
一畑電車と国営台湾鉄路は2019年に友好協定を結び、使用済みの乗車券をお互いに無償で交換する「乗車券交流」などを通じて、それぞれの沿線地域の活性化にも取り組んでいます。
一畑電車・谷口学社長:
「外国のお客様に一つアピールする手だてが、台湾鉄道との相互のラッピング事業じゃないかと思っています」
一方、国営台湾鉄路でも、10月22日から一畑沿線の島根県をイメージしたイラストをあしらったラッピング車両が運行を始める予定です。
山陰と台湾で走り始めるラッピング列車。
鉄道を通じた魅力発信に期待です。
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