オンライン取材に応じるUNRWAのラザリニ事務局長=7日(共同)

 【エルサレム共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリニ事務局長が7日、共同通信のオンライン取材に応じた。7日でパレスチナ自治区ガザの戦闘開始から2年。ラザリニ氏は、トランプ米政権の和平計画を巡る交渉が失敗すればガザ住民は「さらなる地獄」に陥ると訴え、一刻も早い戦闘終結が必要だと強調した。  2年間の戦闘のガザ側死者は6万7千人を超える。ラザリニ氏はUNRWA職員が370人以上死亡し、多くの医療従事者や報道関係者も命を落としたと指摘。戦闘が「痛みや苦しみ、悲しみを引き起こし、社会全体を破壊した」と語った。  「ガザに安全な場所はない」「住民は日々の爆撃や殺害が終わることを願っている」と言及。学校などのUNRWA施設の大半は損傷し、完全に破壊されたものもあると話した。しかし職員は飢えや病気、度重なる避難の中でも住民の支援に当たっていると説明した。  エジプトで6日に始まった交渉で停戦に至らなければ「中東の不安定な状況が続く」と危機感を示し、妥結を求めた。

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