今年で3回目を迎える自転車の国際ロードレース『マイナビツール・ド・九州2025』が10日開幕しました。初日の10日は初開催となる長崎県佐世保市でのクリテリウム。郡司キャスターの現地リポートです。
【郡司 琢哉 キャスター】
「雲一つない青空の下、ツール・ド・九州が始まります。ここ長崎県佐世保市に世界のトップ選手が集結しています」
『マイナビツール・ド・九州』はUCI、国際自転車競技連合公認レースのカテゴリーのうち上から3番目に位置していて、国内の選手たちにとっては世界への登竜門ともなる大会です。
また、選手の所属チームもUCIによって格付けがされていて、最も高いワールドチームは世界に18チームしかありません。
その18チームのうち今回のツール・ド・九州に初参戦となるベルギーの『アンテルマルシェ・ワンティ』と、おととし、去年に続いての参戦でチーム名が変わったカザフスタンの『XDS・アスタナチーム』の2チームが出場。世界最高峰の選手たちが今年もやって来ました。
この2チームを含む国内・海外の合わせて18チーム約100人の選手たちが秋の九州路を駆け抜けます。
中には、熊本県出身の選手も。
【スパークルおおいたレーシングチーム 住吉 宏太 選手(熊本市立千原台高校出身)】
「大きなレースが地元の九州・熊本で行われることが僕としても感慨深い。ここまでプロ選手として努力してきてよかった。自分がプロ選手であるという走りをしたい」
【レーススタート】
【郡司 琢哉 キャスター】
「初めて長崎で開催されましたツール・ド・九州2025佐世保クリテリウム。たくさんの観客の声援を受けて選手たちがスタートしていきました」
10日行われたクリテリウムは短い距離の周回走で、ファンは沿道から何度も選手たちの姿を見ることができます。
ポイントレースではありませんが、選手たちはファンやスポンサーにアピールしようとするため、真剣勝負が繰り広げられます。
【観客(佐世保市の親子)】
【母】「初めて見た」「迫力がすごいバイクより速い」
【娘】「漫画の『弱虫ペダル』から興味を持ち実際に見て、とにかく速い」
佐世保駅や商業施設『させぼ五番街』の周辺1周1.5キロを30周、合計45キロで順位が争われます。
レースは中盤『XDS・アスタナチーム』のヴェドヴェや『トタルエナジーズ』のジョフレなど6人が先頭集団を形成。後続に約20秒の差をつけます。
最後の直線勝負を『Q36,5プロサイクリングチーム』のジョゼフ・ピドコックが制し佐世保クリテリウムの初代王者に。
日本人トップはチームブリヂストンサイクリングの岡本 勝哉で8位でした。
『マイナビツール・ド・九州2025』は、11日からは3日間のステージレースが行われ、熊本阿蘇ステージはあさって日曜日に行われます。
ツール・ド・九州は11日、福岡ステージ、あさって12日、熊本阿蘇ステージ、13日月曜日、宮崎・大分ステージが行われます。
それぞれ交通規制が行われますので、詳しくは大会ホームページでご確認ください。
また、レースの模様はユーチューブで配信されます。
11日の福岡ステージは郡司キャスター、あさって12日の熊本阿蘇ステージは後藤がそれぞれスタート地点からのリポートを予定しています。
沿道で配信でぜひお楽しみください。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。