フランスのマクロン大統領は10日、政治的混乱から一度辞任したルコルニュ前首相を再び首相に任命したと発表しました。

ルコルニュ氏はマクロン大統領の側近で、9月9日、首相に就任し10月5日に組閣をしたばかりでしたが、前内閣とほぼ変わらない布陣だったほか、年金受け取り時期の引き上げを巡り与野党の双方から強い批判を受け辞任していました。

ルコルニュ氏は辞任から4日での再任となります。

マクロン大統領は再指名に先立ち、主要政党の代表らと会談を行い、自身に近いルコルニュ氏を改めて指名しました。

ルコルニュ氏は自身のSNSに、「私は義務として、大統領から委ねられた任務を受け入れます。来年までの予算成立に全力を尽くします」との決意を投稿しています。

フランスの内政は混迷を極めていて、2024年から首相の交代が頻発する異例の事態となっています。

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