
【ワシントン=共同】米ホワイトハウスは10日、トランプ大統領(79)が「並外れて健康」だとする健康診断結果を発表した。心血管の機能は実年齢よりも「14歳も若い」と指摘。職務遂行能力は万全だと太鼓判を押した。7月には足首のむくみを慢性静脈不全と診断されたと公表していたが、今回の発表では言及がなく、改めて健康不安の払拭を図った。
健康診断は今月10日、ワシントン近郊のウォルター・リード軍医療センターで実施した。発表された診断結果はわずか1ページで、体重などの測定結果の記載もなかった。医師の見解によると、トランプ氏は制約もなく日々の予定をこなしており、身体や神経の機能も強靱(きょうじん)だとしている。
中東などへの外遊に備え、新型コロナウイルスやインフルエンザのワクチンを接種したという。第2次政権でワクチン懐疑派のケネディ厚生長官を起用しているが、トランプ氏自身に接種への抵抗感はないようだ。
4月に受けた健康診断では医師が「極めて健康」との見解を示し、身長は190.5センチ、体重は101.6キロと公表していた。
トランプ氏は歴代大統領の中で就任時の最高齢記録を持つ。バイデン前大統領(82)は認知機能を巡る国民の不安が支持率低下や再選断念の一因になった。
NBCテレビは11日、バイデン氏が前立腺がんの放射線治療を受けていると報じた。治療は5週間の予定だという。
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