11日、ロシア極東ウラジオストクで開かれた廃物利用税引き上げに反対する集会で、メッセージを掲げる参加者(共同)

 【モスクワ共同】ロシア極東ウラジオストクで11日、日本からの輸入中古車の価格上昇につながる廃物利用税引き上げに反対する集会があり、約400人が参加した。ウクライナ侵攻を続けるロシアでは戦争反対を含む政府批判の集会はほぼ認められていないが、地元当局が人数や場所を制限し異例の形で許可した。  日本海に面した港町のウラジオストクは日本から中古車を輸入するロシアの一大拠点で、多くの人が中古車ビジネスに従事。「6人に1人が自動車ビジネスに関わる」とも言われる。廃物利用税は輸入業者が輸入車両ごとに支払う税金で、ロシア政府は税率引き上げを計画。実行されれば価格上昇に直結し、中古車取得が困難になるとして地元では拒否感が強い。  集会参加者は廃物利用税の廃止や自動車輸入関税の引き下げを求め「国民から収奪するのはもうやめろ」と唱和した。参加した社会活動家マクシム・クリクノフさんは「日本の自動車産業は世界最高峰の一つ。当局の手法は私たちが慣れ親しんできた日本車の入手を妨げる」と訴えた。

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