8月20日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、各地の代表を首都ピョンヤンに招集して、最高人民会議を9月20日に開催することが決まったと伝えました。

最高人民会議は、国の予算や法律などを話し合うため、年に1回から2回、開かれています。

一方、北朝鮮メディアは、キム・ジョンウン総書記の妹、キム・ヨジョン氏が8月19日に、キム総書記の対外政策の構想を北朝鮮外務省の局長らに伝達したと報じました。

この中で、韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領が「現在の北の体制を尊重し、吸収統一を追求しない」などと述べたことについて、「欺まんだ」などと批判したうえで、「韓国はわが国の外交相手になりえない」として、南北対話の再開に否定的な姿勢を改めて示しました。

キム・ヨジョン氏は8月14日の談話で、南北関係を改善する考えはなく、「今後、憲法で固定化される」と明らかにしていて、韓国メディアは、今回の最高人民会議で、韓国を「第1の敵対国」と明記するため、憲法の改正が議論される可能性があると伝えています。

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