フィリピン当局は、中国と領有権を争う南シナ海で、自国の船が中国船から放水砲を受けたと発表しました。

フィリピン当局は、南シナ海のスプラトリー諸島にあるパグアサ島周辺で12日午前、フィリピンの漁船を保護するために停泊していた船が中国船から体当たりされ、放水砲を受けたとして映像を公開しました。
手前のフィリピン船に向けて中国船が放水している様子がわかります。

船体に軽い損傷を受けたものの、けが人はないということです。

フィリピンはパグアサ島を実効支配していて、「中国の脅しや嫌がらせには屈しない」としています。

一方、中国側は「責任は完全にフィリピン側にあり、中国側の現場での対応は合法だった」と主張しています。

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