フランスの国民議会(下院)で13日、野党2勢力が新内閣に対する不信任案を提出した。AFP通信によると、16日にも採決が行われる見通しで、左派の社会党の出方次第では、不信任案が可決される可能性もある。
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ルコルニュ首相率いる新内閣は12日に発足。ルコルニュ氏は9月に首相に就任したものの、1カ月足らずで辞任。一度は辞表を受理したマクロン大統領が、側近のルコルニュ氏を再び首相に任命するという異例の展開をたどっている。野党は「民主主義の恥で国民にとっての屈辱」などとして反発を強めている。
マクロン大統領は13日、訪問先のエジプトで記者団に対して「政治を不安定化させようとする勢力に、この混乱の責任がある」と野党を批判。議会の解散や自らの辞任の可能性を否定した。
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